施工事例
解体予定から一転。想い出を残す車庫補強工事
ある日、50年以上前に建てられたという車庫の解体依頼を受け、現場へと向かいました。年季の入った建物で、老朽化も進んでおり、確かに解体はやむを得ないかもしれない...。解体のご説明をお客様にしていると、思いがけない言葉が。「やっぱり、解体はしたくないんです。思い出も詰まっているし、できればこのまま使い続けたい。補強って、できますか?」
その気持ちを聞いた瞬間、私たちもなんとか応えたいと思いました。調査を丁寧に行い、安全性を確保しながら使い続けるよう、躯体を入れ替える方向で補強工事を提案しました。
二週間弱で工事が完了したとき、お客様からホッとしたように微笑まれたのが印象的でした。
「これでまた、安心して使えます。本当にありがとう」 その言葉に、私たちも胸が熱くなりました。
壊すのは簡単。でも、守りたい思いに応えることが、私たちの仕事なのだと、改めて感じた現場でした。
工事前
工事中
完成
